写真は選択と決断
次に何処で、何を、どう撮るか。どう撮るかは出会ったシーン、被写体を見ながら一瞬の判断で決めることも少なくない。動きがある被写体では連写でも対応する。今回、4月にヴェネツィアで撮影したゴンドラの行き交う風景も富士フィルムのX-T5と16-55mmF2.8を使いPRROVIA, VELVIA, ACROS(モノクロ)それぞれのフィルムの特性を再現したモードで連写した。橋の上からゴンドラが行き交うのを見ていると向かいの壁に落ちた建物の影とゴンドラの舳先の形と呼応することに気づいた。そして向こう側に行き過ぎるゴンドラ、左から出てくるゴンドラの舳先の出具合を気にしながら、下を行くゴンドラの位置を確認してシャッターを切った。連写したのちに、ゴンドリエの櫂を動かす腕の角度など見ながら一番良いと思えるものを選んで作品として額装した。
最終的にDSCF0689を選んだ。
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