今年も桜三昧
3月末から昨日まで、ほぼ連日、桜の花を撮り続けた。最初はまだ1分先にもなっていない北区王子の音無川親水公園の桜の根基に咲いた2,3輪。そして自宅近所の油面公園と祐天寺境内の桜はほぼ毎日見ながら、撮影会では日比谷公園から桜田門、半蔵門、靖国神社を撮り歩き、その移動のついでに通過する目黒川の桜も一応撮った。目黒川はこの時期になると中目黒駅に近い辺りがテレビでも報道されるのでただでさえ混み合う場所が更に混み合うことになり、桜の花の観賞や撮影を楽しむどころではない。コロナ禍で客足が激減した飲食店などにはありがたいのだろうが、地元民には一年で一番煩わしい時期だと聞いている。訪れる人たちよりも、やれ立ち止まるな、車道に出るな、歩きながら花を眺めよと拡声器で注意を呼び掛ける警備員の方が煩わしく感じる。その目黒川も目黒通りから五反田方面だと中目黒側よりもいくらか人も少なくのんびり観賞できる。日本人にとっては桜は本格的な春の訪れを実感させてくれる象徴的な花であるから名所の花のみならず、街を歩いていると、おや、こんなところにも見事に咲いていると嬉しい出会いの桜もある。人を見るのか花を見るのか分からなくなるような桜より、期せずして出会う桜の木や並木道によろ嬉しさを感じる。毎年毎年飽きもせず繰り返す自然のルーティンだが、それでも毎年、違う印象を与えてくれるのも桜ならではだろう。
幼少の頃から親しんでいた飛鳥山の桜
祐天寺の桜
旧渋沢邸の枝垂れ桜
旧渋沢邸の枝垂れ桜、レンズはSummarit 5cm F1.5
横浜、三渓園の桜 Summarit 5cm F1.5で撮影
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